GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)が、2027年3月19日〜9月26日に横浜で開催されます。約100ヘクタールの会場には、5つのテーマ別ビレッジや企業パビリオン、国際出展ゾーンなど見どころが盛りだくさん。
この記事では、現在発表されている会場の見どころを徹底解説します。
GREEN×EXPO 2027とは
GREEN×EXPO 2027は、AIPH(国際園芸家協会)が認める最上位A1クラスの国際園芸博覧会です。日本でA1クラスの園芸博が開催されるのは、1990年の大阪花博(国際花と緑の博覧会)以来、37年ぶり。
テーマは「幸せを創る明日の風景」。約70カ国以上が参加予定で、想定来場者数は約1,500万人。会場は横浜市の旧上瀬谷通信施設で、約100ヘクタールという東京ドーム約21個分の広大な敷地を活用します。
5つのテーマビレッジ
会場は5つの「ビレッジ」に分かれ、それぞれ異なるテーマで展示が行われます。
1. Urban GX Village
テーマ:GX(グリーントランスフォーメーション)の実装と脱炭素社会
都市の未来を考えるエリア。東急グループ、KTグループ、NTT東日本、大林組、三菱グループなど大手企業が出展します。三菱グループの「三菱みんなの未来館」は大阪万博の木材を再利用し、大林組は切り株型の円形建物で「自然で心地よい幸せ」をテーマに展示を行います。
2. Craft Village
テーマ:伝統的な循環型社会を見つめなおし、次世代のグリーン社会を考える
竹中グループと住友林業が出展。竹中グループは脱炭素・資源循環をテーマに緑化屋根の建物を建設。住友林業は森と木の文化をテーマに、三角錐の屋根が連なるユニークな建物で体験型展示を行います。
3. Farm & Food Village
テーマ:農・食・健康に関する課題解決
JAグループ、明治グループ、山崎製パンなどが出展。エシカル消費や食育に関する飲食・物販が楽しめるエリアです。フードコートやレストランも充実する予定。
4. Kids Village
テーマ:学び、遊び、交流を通じて地球の未来を考える
相鉄ホールディングスの「SOTETSU PARK」が目玉。直径約30m・高さ約8mの大屋根の下、自然環境を再現した空間で子どもが遊びながら環境について学べます。2026年デビューの新型車両(相鉄13000系)の実物展示もある注目パビリオンです。
5. SATOYAMA Village
テーマ:自然と人が共生する里山から未来のグリーン社会を考える
日本の里山の考え方をベースに、人と自然の共生を体験できるエリア。石勝エクステリアがネイチャーベースドソリューション(自然を活用した暑熱対策)を実践する展示を行います。
シンボルゾーン — テーマ館と園芸文化展示
建築家隈研吾氏がデザインを監修する、会場の中心となるエリアです。
テーマ館
展示ディレクターは杉山央氏。東日本大震災で有名になった「奇跡の一本松」の根を展示し、植物と菌類の共生を紹介します。自然の力強さと回復力を感じられる展示になるでしょう。
園芸文化展示
日本ゾーンに位置し、江戸時代の園芸文化を紹介。屋外には江戸の植木屋や花屋敷が再現されます。世界に誇る日本の園芸文化の奥深さを体験できるエリアです。
花と緑の出展 — 約360者が参加
企業・団体・専門家・自治体など約360者が花壇・庭園・フラワーアレンジメント・盆栽・新品種などを出展予定です。
- サカタのタネ:新品種の展示(屋外・屋内)
- 日本いけばな芸術協会:いけばな作品の展示
- 日本造園組合連合会:石橋・棚田・東屋のある本格庭園
- ハイポネックスジャパン:土壌内部の根張りを展示する革新的な展示
- JFTD花キューピット:「2027 JAPAN CUP」で花の技を競う
- 東北6県:「東北奥路地(TOHOKU OKUROJI)」と題した庭園
会期192日間を通じて、季節ごとに異なる花々が楽しめるのも園芸博ならではの魅力です。春の桜やチューリップから、夏のひまわりやアジサイ、秋のコスモスまで、日本の四季を花で巡る贅沢な体験になります。
大型プロジェクト協賛
- 大成建設:会場が一望できる大型木製テラスを建設
- 横浜銀行:プロジェクションマッピングを実施
- 鹿島建設「KAJIMA TREE」:大阪万博の大屋根リング木材を再構築した象徴的構造物
国際出展ゾーン
約70カ国以上の参加を目標としており、各国が自国の園芸文化やガーデニング技術を紹介します。2025年時点で8カ国が公式契約、約60の国・機関が参加表明済み。世界の庭園文化を一度に体験できる貴重な機会です。
公式マスコット「トゥンクトゥンク」
GREEN×EXPO 2027の公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」。公式サイトではAIチャットでトゥンクトゥンクと会話できるコンテンツも公開されています。オフィシャルオンラインストアでグッズも購入可能です。
公式アンバサダー「芦田愛菜」
女優の芦田愛菜さんが公式アンバサダーに就任。GREEN×EXPO 2027の魅力を発信しています。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会 |
| 略称 | GREEN×EXPO 2027 |
| テーマ | 幸せを創る明日の風景 |
| サブテーマ | 自然との調和 / 緑や農による共存 / 新産業の創出 / 連携による解決 |
| 会期 | 2027年3月19日〜9月26日(192日間) |
| 会場 | 横浜市 旧上瀬谷通信施設(約100ha) |
| クラス | AIPH A1(最上位)、BIE認定博 |
| 想定来場者 | 約1,500万人 |
| 会場建設費 | 約417億円 |
| 運営費 | 約360億円 |
| 参加国 | 目標70カ国以上 |
1990年 大阪花博との比較
前回日本でA1クラスの園芸博が開催されたのは、1990年の国際花と緑の博覧会(大阪花博)。大阪・鶴見緑地で開催され、約2,312万人が来場した大成功の博覧会でした。37年ぶりの開催となるGREEN×EXPO 2027は、その規模と注目度を上回る可能性を秘めています。
まとめ
- 5つのビレッジが異なるテーマで展示を展開
- 隈研吾監修のテーマ館と園芸文化展示は必見
- 約360者が花壇・庭園・新品種を出展 — 192日間で季節の花を満喫
- 大阪万博の素材を再利用したサステナブルな展示も注目
- 子ども向け「Kids Village」でファミリーも楽しめる
- 公式アンバサダーは芦田愛菜さん
花と緑と未来をテーマにした日本最大級の園芸博覧会。開催までまだ時間がありますが、情報をチェックして準備を進めましょう。最新情報はGREEN×EXPO 2027公式サイトでご確認ください。
※情報は2026年3月時点のものです。出展内容や参加国は今後変更される可能性があります。
季節別のおすすめ訪問時期
192日間の長期開催を最大限楽しむなら、季節ごとに異なる花々を目当てに複数回訪れるのがおすすめです。
- 春(3月〜5月) — 開幕直後はチューリップ、桜、ネモフィラが見頃。約360者の出展花壇が一斉に咲き揃う最も華やかな季節。特に4月はバラやシャクヤクも加わり、会場全体が花の絨毯に。開幕直後は比較的空いている穴場の時期でもあります。
- 夏(6月〜8月) — ひまわり、アジサイ、ユリが主役。夜間開園(21:30まで)でライトアップされた花々を楽しめるのは夏ならでは。真夏は暑さ対策が必須ですが、夕方からの来場で快適に過ごせます。
- 秋(9月) — コスモス、ダリア、秋バラが会場を彩る閉幕前のラストシーズン。気候が穏やかで最も過ごしやすい時期。9月26日の閉幕日に向けてフィナーレイベントも予想されます。
効率的な回り方のコツ
約100ヘクタールの広大な会場を1日で全て回るのは体力的にかなりハードです。以下のコツで効率的に楽しみましょう。
- 平日の午前中が狙い目 — 土日祝は混雑必至。可能であれば平日に訪問を
- エリアを絞る — 1回の訪問では2〜3ビレッジに絞り、残りは次回のお楽しみに
- 開園直後に人気パビリオン — テーマ館や企業パビリオンは午後になると行列が伸びるため、開園直後(9:30)に向かうのがベスト
- 歩きやすい靴は必須 — 会場内の移動距離は1日で5〜10kmになることも
- 会場内移動手段を活用 — 広大な会場内にはシャトルバスや移動手段が用意される見込み
※情報は2026年3月時点のものです。出展内容や参加国は今後変更される可能性があります。最新情報はGREEN×EXPO 2027公式サイトをご確認ください。



